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『福祉の政治学』の書評が掲載されました

日本イギリス哲学会発行の「イギリス哲学研究」第33号(2010年3月20日発行)に、『福祉の政治学』について、約2,500字にわたる書評が掲載されました。(以下、一部引用)

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 本著の目的は、福祉国家についての考えが、歴代の政権下でどのように展開されてきたのかを明らかにすることであり、実行された政策以上に、上級階級と労働者階級との間、保守党と労働党との間、あるいは各階級内、各党内を分裂させた、福祉をめぐるさまざまな「思想のたたかい battle of ideas」のダイナミクスを論じることに力点が置かれている。したがって、ベヴァリッジ・プランを実現させたアトリー政権から、ブラウン政権にいたるまでの歴代政権による福祉国家政策を、その背景とともにおおよそ時代順に取り上げながらも、同じ時代や同じ政策を複数の章で繰り返し描くことによって、政権交代や経済事情によって既存の福祉政策が反芻されていることを鮮明にしている。そのために重複した説明もみられるが、イギリス福祉国家観の多面性を理解しやすい構成となっている。

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