人文科学

概要

保育や教育、福祉など対人援助の職に従事する人を主な想定読者とした初学者向けテキスト。
Ⅰ部で心理学の基礎知識、Ⅱ部では心理学の応用ともいえる精神療法や対象者への理解を深めるためのさまざまなアプローチ方法を紹介。対人援助職に従事するために必要な心構えや、正確に身に付けておくべき知識を詳説。続くⅢ部では、生物学的な基盤をもとに脳の構造や働き、こころの成長に脳がどのような役割を担っているかなど、難解な脳科学の内容を具体的かつ分かりやすく解説。
日々の生活や家族のことを考える上でも参考になる内容が盛り込まれ、対人援助職の方々のみならず、広く一般の方にもおすすめできる一冊。

目次

第Ⅰ部　基礎
　第Ⅰ章　心に関する基本的知識
　第Ⅱ章　保育・教育の場での子ども理解
　第Ⅲ章　心の問題への理解
第Ⅱ部　応用
　第Ⅰ章　心理アセスメントの技法
　第Ⅱ章　精神療法
第Ⅲ部　脳科学からの理解
　第Ⅰ章　神経心理学の考え方
　第Ⅱ章　脳はどのような作りになっているのか
　第Ⅲ章　脳の損傷の原因
　第Ⅳ章　古典的な神経心理学症状
　第Ⅴ章　その他の神経心理学的症状と高次脳機能障害
　第Ⅵ章　社会的行動障害
　第Ⅶ章　検査
　第Ⅷ章　対応の原則と利用できるサービスなど　

著者略歴

藤井 裕子（ふじい ひろこ）
大阪市立大学家政学部大学院博士課程修了
学校法人夙川学院神戸教育短期大学特任教授
臨床心理士、家政学修士

石井 信子（いしい のぶこ）
奈良女子大学大学院人間文化研究科修了
滋賀大学教育学部特任教授、立命館大学大学院応用人間科学研究科教授を経て、
京都女子大学大学院スーパーバイザー、京都国際社会福祉センター客員研究員
臨床心理士、公認心理師、学術修士

上田 敬太（うえだ けいた）
京都大学医学部、京都大学大学院医学研究科卒業
京都大学医学部附属病院精神科神経科助教
京都市高次脳機能障害支援センター嘱託医師
精神科医、医学博士

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