人文科学
- 先延ばしをやめて、理想に近づく行動科学
ABCモデルで「自分を整える」実践ガイド - 今本 繁
| 発行日 | 2026年03月31日 |
|---|---|
| 判型 | A5判 |
| 頁数 | 228 |
| 税込価格 | 2,200円 |
| ISBN | 978-4-86186-957-0 |
著者コメント
この本は、行動分析学という学問分野から見た行動の捉え方とその実践方法を解説しています。これまで、応用行動分析は、特別支援教育をはじめさまざまな分野で成果を収めてきました。しかし、我が国では研究分野でもそうですが、まだまだ実践現場での普及が遅れています。学校や福祉現場の職員の方によるとどうも「専門用語が多くて分かり難い」ということのようです。そして、はじめて応用行動分析を学ぶ福祉、医療・看護の専門職を目指す学部生、福祉施設の職員、特別支援教育の教員、子育てに役立てたい保護者の方でも簡単に理解し、実践してもらえるようにABC モデルというものを考案しました。
この教科書の基本的なコンセプトは、
1.行動分析の基本的な枠組みである「行動随伴性」を理解し、日常の行動について随伴性を分析できるようになる。
2.自身の行動目標を設定し、実際に介入を行うことで応用行動分析による実践法を体験学習してもらう。
の二点です。実際に日常行動の随伴性を分析することは難しいので、授業では演習とフィードバックを通してさまざまな例を学習するようにしています。また、福祉や看護などの実践研究例を入れて専門的なことに興味をもってもらうように努めました。
実践分野での応用行動分析の普及と発展により、これからも優れた実践や研究が行われ教育・心理・福祉的支援を受ける当事者の方たちの福利向上を心より願っております。
概要
2020年刊行『自分を変えたい人のためのABCモデル 改訂版-教育・福祉・医療職を目指す人の応用行動分析学(ABA)』に加筆訂正を加え、新たな書名で刊行したテキスト。ABCモデルとは、はじめて応用行動分析を学ぶ学生、社会人、教員など幅広い階層の人々向けに開発された理論である。旧書籍の持ち味であった敬体の平易な文章や多くのイラストを残しつつ、学生が日常生活の中で直面しやすい「先延ばし」などの行動や、「スマホ依存からの脱却」といった大学生にとって身近で関心の高いテーマを新たに取り上げて、読者が自分自身の行動を題材にしながら学びを深めるための工夫が加えられている。
目次
序章 ABCモデルとは?
<Ⅰ.理論編>
1章 行動科学
2章 目標設定
3章 アセスメントと記録
4章 計画
5章 介入
6章 確認と評価
<Ⅱ.実践編>
7章 セルフマネージメント
8章 パフォーマンスマネージメント
9章 不安や恐怖へのアプローチ
10章 医療・リハビリテーション分野への応用
11章 コミュニティや社会問題へのアプローチ
<付録>
著者略歴
今本 繁(いまもと しげる)
1990年 東京工科大学工学部機械制御工学科卒業
1997年 筑波大学大学院博士課程心身障害学研究科で教育学修士取
得
1997年 社団法人大野城すばる園にて研究及び非常勤指導員
1999年 国立病院機構肥前療養所(現肥前精神医療センター)心理
療法士
2000年 Western Michigan University 心理学部行動分析学夏期講
座修了
2001年 University of North Carolina at Chapel Hill医学部精神科
Division TEACCH,Greenville TEACCH Center インター
ン研修
2002年 西南女学院大学 保健福祉学部福祉学科 専任講師
2006年 ピラミッド教育コンサルタントオブジャパン(株)代表取
締役
2015年 ABC研究所 代表
2017年 合同会社ABC研究所 代表社員(現在に至る)
2025年 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科論文提出による
教育学博士
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