幼児教育・体育・健康

概要

2015年の初版から10年目の節目に、編者 石村 宇佐一氏（金沢大学名誉教授、スポーツメンタルトレーニング名誉指導士）に加えて、石村氏の教え子でありパリ五輪での活躍も記憶に新しいトランポリン競技の女子日本代表チームの監督を務めた丸山 章子氏（金沢学院大学教授、シドニー五輪トランポリン競技女子日本代表）を迎え改訂、増補を行った。

目次

序章　はじめに　～メンタルトレーニングを始めるまえに～
１．メンタルの力を支えるもの
１）思考
２）行動
３）感情
2．メンタルの土台つくり
１）メンタルヘルス（Mental Health）
２）ハーディネス（Hardness）
３）レジリエンス（Resilience）

第１章　メンタルトレーニングとは
１．メンタルトレーニングの意義
２．メンタルトレーニングの目的
３．メンタルトレーニング小史
１）メンタルトレーニングの歴史　世界
２）メンタルトレーニングの歴史　日本
４．メンタルトレーニング

第２章　最高のパフォーマンスを発揮するための３要素
１．メンタルトレーニングの3要素
１）集中
２）冷静
３）自信
４）まとめ
２．心のトレーニングも技術
３．自己分析をしよう
１）心理的スキルを確認しよう
２）性格を理解しよう（YG性格検査）

第３章　メンタルトレーニングのエクササイズ
ステップ１　目標設定
１．夢に向かって目標を立てよう
１）自分の目標を確認（ターム目標）
２）目標達成のための具体的な目標（カテゴリ目標）
３）マンダラートを使った目標設定

ステップ２　リラクセーション
１．リラクセーション
１）呼吸法（丹田呼吸）
２）瞑想法
２．バイオフィードバック
バイオフィードバックとは
１）GSR2（Galvanic Skin Resistance：皮膚電気抵抗）
３．状態－特性不安検査（STAI）
１）STAIとは
２）方法・結果
４．サイキングアップ
１）サイキングアップとは（psyching up）
２）方法・結果

ステップ３　集中力トレーニング
１．集中力を高めよう
集中とは
１）ヤントラ
２）グリッドエクササイズ
３）集中・注意

ステップ４　イメージトレーニング
１．よいイメージをもとう
１）最高のパフォーマンスをフィードバック（クラスター分析）
２）映像でイメージを鮮明に描こう（ビジュアルイメージ）
３）音声でその場の雰囲気を（リスニングイメージ）
４）イメージトレーニングの活用範囲と方法

ステップ５　セルフトーク
１．日常からポジティブになろう
１）「ABC理論」（＝「ABCDE理論」とは）
２）ポジティブセルフトーク
３）非論理的思考反論の手引書

第４章　コーチと選手のメンタルトレーニング
～成功するための必要条件～
１）大切な５つのＣ
２）コーチングを高めるためには（Coach ability）
３）コーチと選手のコミュニケーション（Communication）
４）チームとしてのまとまり（Cohesion）
５）統率力（リードする力）を高める（Capacity to Lead）
６）競技力を高める（Competitiveness）
２．試合に向けての準備をする
１）心・技・体の総合的な準備
２）心の澄まし

終章
１．５ステップからさらなる強い自分を目指して
～一つひとつしっかりステップアップしていこう！～
２．個人的な心理的スキルトレーニング（Psychological Skill Training）
３．ラウンド１からラウンド２へステップアップ
ライフサイクル
４．自己理解　～新たなステップ～
５．新たな旅立ち

付　録
引用・参考文献
索引
あとがき

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