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幼児教育・体育・健康

子育て考

  • 子育て考
    特に三歳未満児までの大切な育児法
  • 和多 美知子 監修,伊勢 慎・森 和子 編著
発行日2014年06月22日
判型B6判
頁数72
税込価格1,100円
ISBN978-4-86186-606-7


概要

人間の子どもは他の動物と異なり、「自分で食べる」「排泄の始末をする」「二本足で立って自分で移動する」など、生きていくための基本動作が未発達のままで生まれてくる。そのため人としての正しい生活習慣を身につけるまでは、母親を中心に、周囲の人びとに見守られ支えられるという養護が必要となり、特に満三歳までの期間が「生活習慣」の確立には重要である。
かつて成長段階の節目ごとに組み込まれていた「行事」や、子ども集団が延々と築き伝承してきた「遊び」、井戸端会議などを通じて受け継がれてきた「子育ての知恵」は、戦後の価値観、社会機構の大転換により失われていった。
本書の監修者は60年以上にわたり乳児保育に携わり、その間、一人ひとりの乳児について毎日ノートに記録すると共に、子どもと動物園にいる動物との動きの類似点について、8ミリカメラで追い続けてきた。その結果、昭和20~30年代の子どもも平成時代の子どもも同様に、成長の過程に「一定の型」があり、それはヒトとしての進化過程、順路に沿ったものであることが分かったのである。その型をふまえた上で本書にまとめた「子育ての知恵」、「大切なコツ」を、子育てに悩む母親や保育士を目指す学生、現役保育士の方々に役立てていただければ幸いである。

目次

まえがき
第一章 子どもの成長過程には大切な「一定の型」が二回ある
第二章 生活の知恵「食習慣」
第三章 生活の知恵「排尿便の上手な躾け方」
第四章 生活の知恵「おんぶ」(背負い紐やねんねこ半纏で)
第五章 行事に見る「子育ての知恵」
第六章 「伝承遊び」にみる「生活の知恵」
おわりに
あとがき 

著者略歴

監修
和多 美知子(わだ みちこ)
岡山県立保育専門学院(現岡山県立大学短期大学部)卒業
元新見女子短期大学(現新見公立短期大学)幼児教育学科教授

編著
伊勢 慎(いせ まこと)
1981年、岡山県生まれ
岡山大学教育学部卒業
岡山大学大学院教育学研究科修了(幼児教育専攻)
私立保育園保育士、福岡女子短期大学保育学科講師を経て
現在、新見公立短期大学幼児教育学科講師

森 和子(もり かずこ)
岡山大学大学院教育学研究科修了(幼児教育専攻)
私立保育園主任保育士を経て
現在、山陽学園短期大学幼児教育学科講師

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