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パワハラ裁判の教訓

  • パワハラ裁判の教訓
    -いじめと闘った大学教授の裁判-
  • 安達 巧 編著
発行日2015年04月01日
判型A5判
頁数576
税込価格5,390円
ISBN978-4-86186-622-7
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概要

大学という最高学府(高等教育機関)でもガバナンス不全やコンプライアンス意識の欠如に起因するパワーハラスメントは起きている。本書は、某私立大学において、旧帝国大学の大学院博士後期課程をわずか2年間で修了し博士学位を得た研究者(当時、助教授)が被ったパワーハラスメントの驚愕の実態及び司法による救済の困難さを豊富な一次資料に基づき考察している。法科大学院の新設とともに司法改革の一環として期待された訴訟期間の短縮がもたらす弊害等、わが国の民事訴訟の現状と課題についても指摘する。

目次

まえがき
第1章 パワハラ裁判①
    大学(学校法人)を被告とした訴訟の記録
 Ⅰ 原告・被告の主張
 Ⅱ 双方が提出した主な記録
第2章 パワハラ裁判②
    大学教員を被告とした訴訟(第1審)の記録
 Ⅰ 原告・被告の主張
 Ⅱ 双方が提出した主な証拠
第3章 パワハラ裁判③
    大学教員を被告(被控訴人)とした訴訟(控訴審)の記録
 Ⅰ 控訴人・被控訴人の主張
 Ⅱ 双方が提出した主な証拠
第4章 このパワハラ裁判の教訓
 Ⅰ 裁判所について
 Ⅱ 弁護士について
 Ⅲ 職場の同僚その他について
第5章 このパワハラ裁判への意見
 Ⅰ 本事案への意見(その1)
 Ⅱ 本事案への意見(その2)
 (資料1)BE氏陳述書(草稿段階のもの)
 (資料2)本書で取り上げた訴訟記録(資料)上の人物等について
      -肩書き等の一覧

著者略歴

安達 巧(あだち たくみ)
1966年生まれ。早稲田大学商学部卒業。
東北大学大学院法学研究科博士前期課程私法学専攻修了、修士(法学)。
東北大学大学院経済学研究科博士後期課程経営学専攻修了、博士(経済学)。
(博士後期課程の在学期間わずか2年〔間〕で博士学位を取得)
神戸大学大学院法学研究科博士後期課程法政策専攻単位修得退学。
SBI大学院大学経営管理研究科(専門職大学院)教授等を経て、
現在、尾道市立大学経済情報学部・同大学院経済情報研究科教授 。

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