医学・看護介護・福祉
概要
精神科医療は、患者の人権や看護倫理が最も問われる場であり、しっかりとした人間観を持つことが医療従事者には求められる。看護基礎教育で学んだ「患者中心の看護」、そして日々自問自答を繰り返してきた臨床での実体験が、看護アドボカシーや看護介入の抽出といった質的研究に著者を駆り立てた。関わりの難しい精神疾患患者への看護を通し、人権擁護とは何か、深い患者理解の仕方とはどのようなものかを考える。
目次
はじめに
精神科医療に携わった20年
看護における「アドボカシー」の概念分析
精神疾患患者にとって権利とは何か?
看護者の捉える精神疾患患者の退行
退行している精神疾患患者への看護師のまなざし
精神疾患患者の退行への看護介入
急激に退行した精神疾患患者への看護介入
-熟練看護師の捉えた患者の状況と直接介入-
おわりに
著者略歴
高知大学教育研究部医療学系看護学部門准教授
立命館大学文学部卒業
高知女子大学大学院看護学研究科修了
東京逓信病院、滋賀県周行会湖南病院で臨床に携わり、2000年香川医科大学助手、長野県看護大学講師を経て現職。
- 2024.04.01
- 『学校における養護活動の展開』
- 2024.02.25
- 『大学1年生のためのレポート・論文作成法 第3版』
- 2023.3.30
- 『心理学概論 第6版』
- 2023.12.8
- 『「魅力ある算数・数学」と「いじめ・不登校を防ぐやすらぎの環境」』
- 2023.11.8
- 『図脳 RAPIDPRO 機械製図』
- 2023.11.10
- 『リライト教材 改訂3版増補版』
- 2023.09.1
- 『現場で役立つ保育実技』
- 2023.08.24
- 『カピッツァの手紙』
- 2023.08.10
- 『みる力』
- 2023.08.10
- 『ワード・イン・マイ・マインド』