人文科学

概要

西洋論理学の形成・発展の思想史的理解と、それを踏まえた代表的論理学の基礎的概念・項目について解説。特に倫理的機能の核心でもある推論の様々な形態と技法に関しては詳細に触れ、論理的事項の習熟を目指した節末問題の他、多くの図表、人名索引、論理的事項索引なども掲載。多様化・異質化する現代で求められる思考力・コミュニケーション能力。それを養う論理学的探求が、本書を通し正しく理解されることを願っての刊行。

目次

序
第一部　西洋論理学の思想史的展開
第二部　真理　意味　記号
　第一章　伝統的論理学
　　第一節　伝統的論理学の成立
　　第二節　名辞
　　第三節　命題
　　第四節　直接推理
　　第五節　間接推理
　　第六節　虚偽論
　第二章　帰納論理学
　　第一節　帰納法
　　第二節　帰納法的虚偽
　　第三節　仮説形成推理と探求の論理
　第三章　命題論理学
　　第一節　命題論理学の形成
　　第二節　基本的事項
　　第三節　命題計算
　　第四節　恒真式　恒偽式
　　第五節　公理論
　　第六節　公理系と自然演繹系の推論式
　第四章　述語論理学
　　第一節　述語と量化
　　第二節　妥当式　矛盾式
　　第三節　述語推理計算
　　第四節　証明論
　　第五節　多項述語
　第五章　クラス論理学
　　第一節　クラス論
　　第二節　命題論
　　第三節　推理論
参考文献
論理記号索引
人名索引
論理的事項索引

著者略歴

中島　聰（なかしま　さとし）
1948年　大分県生まれ
広島大学大学院文学研究科博士課程 西洋哲学専攻 単位取得後満期大学
現在　岡山理科大学総合情報学部 教授　

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