社会科学
- 公認会計士の監査責任に関する法律学と会計学との認識ギャップ
-ある大学教授の研究と教育- - 安達 巧 編著
発行日 | 2013年11月5日 |
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判型 | A5判 |
頁数 | 96 |
税込価格 | 2,750円 |
ISBN | 978-4-86186-572-5 |
概要
資本主義を採用する日本にとって資本市場は社会の根幹を支える重要なインフラストラクチャーである。だからこそ、その資本市場を有効に機能させるべく、わが国でも公認会計士監査制度が存在し、公認会計士(及び監査法人)は会計及び監査の職業的専門家として「投資者の保護」のため日々努力している。
医師による医療過誤と同様、監査人(公認会計士又は監査法人)による監査の失敗も起こり得ることは否定できない。わが国は法治国家であるから、監査人の責任は最終的には司法の場で争われるであろう。だが、会計学(監査論)に詳しい法律専門家(研究者及び実務家)や法律〔学〕に詳しい会計専門家(研究者及び実務家)がまだ少ない現状もあり、金融商品取引法の第1条が明示する「投資者の保護」及び投資者の救済は不十分な状況にある。
公認会計士監査制度が本来の受益者のために機能し日本が真の資本主義国家として存立し続けることを強く願い、また、大学教授〔である筆者〕の教育者としての側面への理解も願い、筆者はこの小著を上梓することとした。
目次
まえがき
[編著者の]論考掲載にあたって
公認会計士の監査責任に関する法律学と会計学との認識ギャップ
-金融商品取引法の趣旨及び目的を踏まえての検討ー
[資料]
企業会計審議会「監査基準の改訂について」(2002年1月)
企業会計審議会「監査基準の改訂について」(2009年4月)
判例にみる会計監査人の責任
-山一證券事件・ナナボシ事件を素材にー(寺澤 晃平)
シンガポールが人気の理由
-新しい“私”との出会い-(河野 建人)
日本からシンガポールへ
~海外経験から学んだこと~(白附 司)
海外旅行での気付きと学び
-実生活にどう生かしていくかの考察ー(藤本 健太)
著者略歴
安達 巧(アダチ タクミ)
早稲田大学商学部卒業
東北大学大学院法学研究科博士前期課程私法学専攻修了、修士(法学)
東北大学大学院経済学研究科博士後期課程経営学専攻修了、博士(経済学)
神戸大学大学院法学研究科博士後期課程法政策専攻単位修得退学
SBI大学院大学経営管理研究科(専門職大学院)教授等を経て、
現在、尾道市立大学経済情報学部・同大学院経済情報研究科教授
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