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ふくろう出版の本

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写遊綴り

  • 写真作品集
    写遊綴り
  • 田邉 久雄 写真・文
発行日2013年10月10日
判型21×23cm
頁数68
税込価格1,980円
ISBN978-4-86186-573-2
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著者コメント

昭和三十年代の初め頃、私は十代で就職し、働き始めていました。ある日、新聞記者がカメラを持って通りかかるのが目にとまりました。外装の革張りが擦り切れて、地金の真鍮が光っている。
一眼レフだ。カッコイイ。
カラー写真も普及し始めた頃で、自分もカメラが欲しくなりました。でも、とても高価なため、働き始めの私には高嶺の花で、とても手がでません。そこで、中古品の店を探しました。そして、やっと手にすることができました。フォーカルプレーンのパタッというシャッターの音が心地よく、忘れることができません。
その後、撮った一枚の写真が新聞に載りました。これが写遊の始まりでございます。
下手な作品ですが、撮りためた数々の作品の中から、自分史のつもりで一冊の写真集にしてみました。一笑して楽しんでいただければ、有り難く思います。

概要

深夜の雷鳴がとどろく岡山城、橋の上を走る蒸気機関車D51、倉敷美観地区の夏と冬、幻想的な雲海など、50年以上にわたり撮り溜めてきた膨大な作品群の中から、選りすぐりまとめた写真作品集。
ダイヤモンド富士、桜と富士、精進湖の夜明け(の富士)など、様々な表情を見せる富士山の写真は特に美しく、圧巻である。
そして後半には、撮影対象として非常に難易度が高いとされる野鳥の写真を収録。新聞や広報誌などに何度も掲載された田邉氏であるが、そこにいるオシドリやメジロ、カワセミは生き生きとし、とても鮮やかで美しく、愛らしい。
ページ構成やコメントからもセンスが感じられ、何度でも見返したくなる写真集である。

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