社会科学
- 岐阜経済大学叢書17
人間性重視の経営戦略論
-経営性と人間性の統合を可能とする戦略理論の構築にむけて- - 大野 貴司 著
発行日 | 2014年01月31日 |
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判型 | A5判 |
頁数 | 190 |
税込価格 | 2,750円 |
ISBN | 978-4-86186-580-0 |
概要
現代の企業経営においては、生産性や利益率といった数値が何よりも優先されがちであるが、組織メンバーである従業員のモチベーション維持・向上の実現も同様に重要なテーマである。技術や市場などに身近に接し、リアルな経営環境の変化やトレンドを敏感に感じ取ることができる存在であるがゆえに、彼らの発案や自立的行動が、新たなイノベーションや戦略構築を実現する可能性すら秘めているからである。
本書では、企業が従業員の自立性や創造性を取り入れながら、その存続・成長を実現していくような経営戦略のあり方、その戦略形成の理論的モデルを探る。人間性を包摂した戦略形成理論の構築という課題に対する、経営戦略論と経営組織論、両面からのアプローチである。
目次
はじめに
序章 問題意識と本書の構成
第1章 経営戦略論の展開と検討
第2章 戦略形成・転換におけるトップマネジメントの認識
-「支配的論理」の視点から-
第3章 戦略形成・転換の基盤となる組織の人間観
-ドラッカーの「責任ある従業員」の視点から-
第4章 戦略形成・転換の手段としてのイシュー・セリング
第5章 戦略形成・転換の手段としてのストーリーテリング
第6章 ディスカッション
ー経営性と人間性の統合を可能とする経営戦略理論の探索ー
終章 本書の貢献と限界,今後の研究課題
著者略歴
著者:大野 貴司(オオノ タカシ)
岐阜経済大学経営学部・同大学院経営学研究科准教授
1977年 埼玉県生まれ
2001年 明治大学経営学部卒業
2003年 明治大学大学院経営学研究科博士前期課程修了 修士(経営学)
2006年 横浜国立大学大学院国際社会科学研究科博士後期過程単位取得退学
2007年 岐阜経済大学経営学部専任講師
2010年 現職
専門:経営戦略論,経営組織論,スポーツマネジメントなど
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