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ニーチェl

  • ニーチェl
  • 溝口 隆一 著
発行日2014年03月20日
判型四六判
頁数192
税込価格2,200円
ISBN978-4-86186-583-1
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概要

前著『ニーチェb』は、学会論文の常識的レギュレーションから逸脱した、いわば「B級」論文ばかりを意図的に集めたものであったが、その掲載基準から落選したものを集め構成したのが本論文集である。
つまり、こちらに掲載されている論文の方が人目につきやすい、光(light)のあたる場所にあったという意味で、書名を『ニーチェl』とした。内容的にも、ややマニアックな論文ばかりであった前著よりも、比較的愛想の良い論文集となっている。
各論文は独立しており、執筆順に並べたところ、偶然にもニーチェの思想展開の順となった。論じていない時期のテーマは「小論」として補っており、本書によってニーチェ哲学全体についての著者のイメージが伝わるであろう。
また巻末には、レポート記入等できるスペースを設け、講義テキストとしての利用にも配慮。

目次

ニーチェとその時代
はじめに
小論・一(初期思想)
初期ニーチェのメタファー論
小論・二(中期思想)
小論・三(永遠回帰)
逆転したプラトニズムと価値転換の意義
価値転換者としてのニーチェ
 -一八八八年から一八八九年の諸著作における価値転換-
小論・四(後期から晩年の思想)

著者略歴

2007年 同志社大学 博士(哲学)
2009年 徳島文理大学一般総合科目准教授
2011年 徳島文理大学保健福祉学部人間福祉学科准教授

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