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社会科学

子どもと親と教師が育つ48話

  • 子どもと親と教師が育つ48話
  • 小林 芳郎 著
発行日2015年03月31日
判型A5判
頁数566
税込価格3,520円
ISBN978-4-86186-628-9
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概要

子どもの健全な人格形成・成長には、親や教師の適切な子育ち支援が必要である。しかし近年では「保護者の教育」「親育ち」といった新たな問題が語られるようになってきた。そして発達心理学、教育心理学の立場からみるとまさに「真の子育ちは、真の大人育ちがある真の子育てにより、揺らぐことなくしっかり進む」といえるのである。
本書は、心理学を専門とし、48年にわたり教育と実践的研究に携わってきた著者が、教育関連専門書や雑誌に寄稿してきたものの中から「子ども」「親」「教師」について著したものを各々16話ずつ選び三部構成としてまとめたものである。
「子どもの自立」「叱られたい子どもの心」「育児と自己実現」「甘えとしつけ」「カウンセリングマインド」などなど、子どもの発達と教育に関る様々な課題について論じる。

目次

第一部 子ども
 第1章 子どもの発達の歩みと自立心
 第2章 ことばの発達にみる子どもの姿
 第3章 遊びから子どもの心を知る
 第4章 ひとりっ子、ふたりっ子
 第5章 ひとりっ子の性格
 第6章 叱られたい子どもの心理
 第7章 「節目」に弱い子、強い子の性格
 第8章 友だちになれる子、なれない子
 第9章 勉強嫌いな子の心理
 第10章 面白くない勉強、面白い勉強
 第11章 夏休みにおける学習習慣の形成
 第12章 自己理解を生むための5つのポイント
 第13章 耐性の弱さから登校に悩む子どもたち
 第14章 校内暴力の沈静化と増える「いじめ」「嫌・怠学」
 第15章 高校生活で目指したいもの
 第16章 子育ち教室
第二部 親
 第1章 いま自己実現としての育児は可能か
 第2章 家庭における幼児期のしつけと体罰
 第3章 幼児期のしつけの在り方
 第4章 「物を大切にすること」の指導
 第5章 家庭学習における親の役割
 第6章 学習意欲を育てる親の心得、その8か条
 第7章 勉強でやる気、努力、けじめを求める
 第8章 宿題の本来の役割について
 第9章 父親と子どものコミュニケーション
 第10章 子どもの個性を育てる親
 第11章 中学生のこの頃と大人の務め
 第12章 「子どものため」は親のエゴ?
 第13章 甘えとしつけ
 第14章 子どもの成長と「叱る」「褒める」について
 第15章 子育ち、子育て、親育て
 第16章 家庭教育と学校教育
第三部 教師
 第1章 幼児教育に求めるもの
 第2章 上手な褒め方、叱り方
 第3章 子どもの個性を理解できる教師
 第4章 生活指導における意志の教育
 第5章 学習習慣の定着を妨げる教師
 第6章 授業態度、学び方に問題がある場合の指導法
 第7章 遊べる子への教育相談
 第8章 勉強に自信を失った子の心理と指導
 第9章 仲間を作れない子の教育相談
 第10章 子どもの訴えを生かす生活指導
 第11章 生徒の悩みを心から耳を傾けて聴く
 第12章 最近の中学生の登校拒否とその指導
 第13章 生徒指導の充実とカウンセリングマインド
 第14章 不登校の克服と小・中学校の連携
 第15章 現在当面する生徒指導の課題
 第16章 自他を生かす心の教育を

著者略歴

1935年、岐阜県生まれ。
東京教育大学(現筑波大学)心理学科卒業後、同大学大学院教育心理学専攻で児童心理学を専修し、1967年に博士課程を修了。
大阪教育大学名誉教授、関西福祉科学大学名誉教授。
現在、大阪総合保育大学・同大学院教授。
著訳書多数。

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