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ふくろう出版の本

自然科学

科学の岸辺

  • 科学の岸辺
  • 山本 明歩 著
発行日2016年01月25日
判型A5判
頁数184
税込価格1,320円
ISBN978-4-86186-665-4
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概要

なぜ猫はネズミを追いかけるのだろう?なぜオリオン座は、サソリ座が上がってくると地平線の陰に隠れてしまうのだろう?なぜ水は高いところから低いところへと流れるのだろう?
そういった素朴な疑問と、それに対して誠実に答えようとする努力が、今日我々が依存している様々な技術やその背景にある「科学」という名の知識体系を築きあげてきた。「好奇心」こそが、人類にとっての素晴らしい宝なのではないのだろうか。
現代科学がとてつもない苦労と試行錯誤、そして無数の天才的ひらめきによって彩られていることは間違いないが、それを絶対視したり神聖視することに対して、著者は反対である。
ビッグバン、人類の起源、UFOについてなどなど、現代科学で常識とされている事柄に対する疑問を、非専門家という立場から、一般の方にも極力分かりやすい言葉で様々に論じる。

目次

はじめに
第一章 科学を考える
 そんなものは科学的じゃない!
 グールドの主張
 科学と「科学(グ)」
 神とマルチバース
 マークス登場
 反証可能性
 ベルクマンの法則と反証可能性
 反証可能性と真実
 観測事実と聖書
 科学とはなにか
 神は存在するのか
第二章 宇宙を考える
 素朴な疑問
 理論の美しさ
 目がまわる!
 双子のパラドックス
 宇宙の膨張とパラドックス
 加速と重力
 動いているのはどちらか
 ビーチボールと宇宙の穴
 次元を増やそう
 「次元」の姿
 時空は揺らぐ?
 相対的ということはどういうことか?
 素朴な疑問、再び
 重力以外の浦島効果
 別れ話のもつれは怖い
 おわりに

著者略歴

1970年東京都生まれ。
国際基督教大学で物理を学んだ後、文化人類学、考古学の世界に転じる。科学一般への尽きることのない興味に突き動かされ、様々な学問領域に関心を寄せている。
現職は国立高知工業高等専門学校 准教授。

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