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社会科学

組織アイデンティフィケーションの研究

  • 組織アイデンティフィケーションの研究
  • 小玉 一樹 著
発行日2017年02月25日
判型A5判
頁数190
税込価格3,132円
ISBN978-4-86186-685-2
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概要

雇用形態の多様化が進み、非正規労働者が全労働者の4割を占めるようになった現在、個人と組織の関係は希薄になりつつある。かつて日本独自といわれていた「愛社精神」や「会社への忠誠心」といったわが国の従業員意識は、どのように変化してきたのであろうか。
従業員と組織との関係を表す帰属意識は、これまで社会的交換理論をアプローチ方法とした組織コミットメントという概念によって検討され、組織に対する従業員の高いコミットメントが、組織従業員のパフォーマンスや満足度にポジティブな影響を与えるとされてきた。
それに対し本書では、社会心理学において検討されてきた社会的アイデンティティ理論をアプローチ方法として、インタビュー調査や統計的な分析を用い、個人と組織との関係、個人の組織に対する帰属意識を再検討する。つまり従来の研究では、個人と組織とを対極の関係として検討してきたのに対し、個人の中に組織をどのように位置づけているのか、自己の中の組織という視点から、個人と組織の関係をとらえなおそうとしているのである。さらには組織アイデンティフィケーションの構造を明らかにし、その規定因と組織アイデンティフィケーションが及ぼす影響について検討する。
組織行動論に関わる学術的色彩の強い研究ではあるが、調査対象は正社員から非正規社員まで幅広く、現場での身近な問題を取り上げており、ダイバーシティ・マネジメントの観点からも、企業経営者や人事担当者などにもおすすめしたい1冊。

目次

はじめに
第1章 帰属意識の捉え方
第2章 従業員は組織をどのように捉えているのか
    -組織アイデンティフィケーションのプロセス-
第3章 組織アイデンティフィケーション尺度の開発と信頼性・妥当性の検討
第4章 組織アイデンティフィケーションと組織コミットメントは何がどのように違うのか
    -両概念の弁別性の検討-
第5章 組織アイデンティフィケーションの先行要因の検討
第6章 組織アイデンティフィケーションの先行要因と結果
    -複数企業のデータを用いたモデルの検証-
終章 結論と含意

著者略歴

小玉 一樹(こだま かずき)
1958年 広島市生まれ
1981年 法政大学経営学部経営学科卒業
2012年 広島大学大学院社会科学研究科マネジメント専攻博士課程後期修了,博士(マネジメント)
現在 福山平成大学経営学部経営学科教授
専門 組織行動論,人的資源管理論

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