HOME > ふくろう出版の本 > 本データ > ICFモデルを用いた在宅看護過程の展…

ふくろう出版の本

医学・看護介護・福祉

ICFモデルを用いた在宅看護過程の展開

  • ICFモデルを用いた在宅看護過程の展開
    改訂版
  • 関永 信子 著
発行日2017年04月25日
判型A4判
頁数74
税込価格1,925円
ISBN978-4-86186-694-4
購入

概要

対象者が乳幼児から高齢者までと幅広く、さらに療養者のみならず、その家族も援助対象となりうる在宅看護においては、多職種と協働しながら、保健・医療・福祉、あらゆる面からの生活の質(QOL)向上を図ることが求められる。
本書は多様な在宅看護の特徴を、事例を用いてシミュレーション体験することを目的としている。
まずは在宅看護で扱う情報をICFの概念図に基づき提示し、看護過程のポイントを示す。人が生きている状態を「参加」、「活動」、「心身機能・身体構造」の3つのレベルからまとめた「包括概念」を採用し、特に「活動」を重視し、事例の情報を提示。また取り上げる事例は「脳梗塞による後遺症で長期臥床状態となった事例」や「アルツハイマー型認知症の療養者」など、在宅看護学実習で体験する機会が多い4事例を採用。各事例の指示書や計画書などは、臨床で用いられている書式をそのまま使用している。また、在宅医療技術についても学ぶことができるよう、人口呼吸器、胃瘻、吸引など、医療技術内容についても記載。
さらに、ICFモデルに着目した在宅看護の展開の参考にしていただけるよう、二事例の看護展開モデルを示した。
療養者と家族の多様な暮らしの中で息づく様を、できる限りイメージ化するための助けになれば幸いである。

目次

Ⅰ.ICF概念の活用
Ⅱ.在宅看護過程の展開
Ⅲ.在宅看護の事例
 1.脳梗塞による後遺症で長期臥床状態となった事例
 2.家族の協力で在宅療養が可能となったアルツハイマー型認知症の療養者
 3.地域住民の支えで在宅療養を継続している統合失調症の療養者
 4.家族や多職種に支えられ在宅療養を継続している難病の療養者
Ⅳ.事前学習内容
Ⅴ.在宅看護記録の書き方

著者略歴

関永 信子(せきなが のぶこ)
熊本看護専門学校卒,聖バルナバ助産師学校卒
熊本学園大学社会福祉学部社会福祉学科卒業
熊本県立大学大学院アドミニストレーション研究科アドミニストレーション専攻博士前期課程修了
九州看護福祉大学看護福祉学部看護学科,藍野大学医療保健学部看護学科を経て
現在、大和大学保健医療学部看護学科准教授

前の頁に戻る
関連書籍を見る

ページトップへ