社会科学
- よりよい「学級経営」に大切なこと 子どもの成長を促し、まとまりのある学級づくりをすすめる
優れた教師の省察力
2018版 - 久我 直人 著
発行日 | 2018年04月20日 |
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判型 | A4判 |
頁数 | 48 |
税込価格 | 660円 |
ISBN | 978-4-86186-715-6 |
概要
子どもの変容や保護者の多彩な要求などが問題視される昨今、多くの「学級崩壊」事例が報告されている。初任者には支援体制が、ベテラン教師には経験の蓄積があるにもかかわらず、なぜ指導が機能しないのか。何が学級経営の改善を阻んでいるのか。「省察力」をキーワードに事例の集積と分析を行い、問題解決のための方法論を探る。省察の過程や教師の思考パターンなどを分かりやすく図式化した資料も掲載。
目次
1.学校教育と学級経営
(1)学校教育の機能
(2)子どもにとっての学校,保護者にとっての学校,教師にとっての学校
2.学校教育における「正の循環」と「負の連鎖」
(1)学校教育に内在する課題
(2)「負の連鎖」のメカニズム
(3)「正の循環」への転換可能性
3.学級経営の改善を阻むもの~問題の整理~
4.学級経営における教師の専門性を解明する方法論の開発
(1)「文脈性」の問題に応える方法論の検討
(2)「暗黙知」の問題に応える方法論の検討
(3)教師の専門性(省察力)を概念化する方法
5.事例の集積と分析,概念化の実際
(1)臨界事象法(critical incident method)による事例の集積方法と対象者
(2)事例の分析方法
6.よりよい学級経営をすすめる『教師の省察力』
(1)教師の省察力の類型化
7.教師の思考パターンの特徴
(1)問題発見解決型思考
(2)よさの発見,価値付け型思考
(3)課題設定型思考
(4)個々の能力や可能性を最大限引き出すための指導の徹底型思考
(5)教師の『Don't』『Must』『Want』
(6)省察力豊かな教師の思考の特徴
8.優れた教師の3つの視座
9.3つの視座と価値の木モデル
(1)教師の指導上の課題:第1の視座にとどまる傾向
(2)枝葉での対応(行動レベル):第1の視座に留まる教師の指導の特徴
(3)根幹での対応(価値レベル):第2,第3の視座をもつ教師の指導の特徴
参考文献
資料版
著者略歴
久我 直人(くが なおと)
国立大学法人鳴門教育大学 大学院学校教育研究科 高度学校教育実践専攻(教職大学院)学校・学級経営コース 教授
公立学校教諭、県・政令市教育委員会教職員課指導主事・管理主事を経験し、鳴門教育大学准教授を経て現職。
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