社会科学
- 単学級担任・複式学級担任の学級経営
-へき地・小規模校での実践事例を中心に- - 深見 智一 著
発行日 | 2018年10月22日 |
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判型 | B5判 |
頁数 | 122 |
税込価格 | 1,342円 |
ISBN | 978-4-86186-734-7 |
概要
人口減少化が進む中、学校の小規模化が進行している。小学校の標準規模は12~18学級といわれているが、現在のところ約40%の小学校でそれを下回り、これまで特別視されてきた単学級小学校や複式学級小学校も、それほど珍しいものではなくなってきている。本書の著者が勤務する北海道では、およそ55%が小規模校。他都府県に比べ地理的・距離的な制約が多く、統廃合で学校規模を適正化することが難しいという事情もある。
本書では、小学校の単学級担任および複式学級担任が抱える課題とは何か、その解決策として考えられる方法、またどのような省察ができるのかを提案する。
へき地にあることが多い単学級・複式学級小学校には初任者が配置されることが多い。異動希望者も少ないことから年齢や教職経験年数も偏りがちである。へき地・小規模校では、大人数の学級経営や学習指導とは異なり、少人数に対応した学級経営や学習指導、そして学校経営が求められるのである。
各章・各節は先行研究の知見を踏まえ、実践例、成果、課題という順で構成され、現場の先生方、また学校経営に携わる管理職の先生方にも役立つ実証的な研究成果である。
目次
はじめに
第1部 単学級担任の学級経営の実践理論と方法
Ⅰ 単学級担任の現状-北海道の単学級小学校への調査から
Ⅱ 単学級担任を支援する効果的な校内体制
第2部 複式学級担任の学級経営の実践理論と方法
Ⅰ 複式学級担任の現状
Ⅱ 複式学級担任を支援する効果的な校内体制
第3部 単学級・複式学級担任に必要な省察的実践力
Ⅰ 省察とは
Ⅱ 学級通信を活用した省察
Ⅲ 「学級がうまく機能しない状況」に直面した教員との省察
Ⅳ 教職大学院における省察
おわりに
著者略歴
深見 智一(ふかみ ともかず)
北海道公立小学校教諭.
北海道教育大学大学院教育学研究科高度教職実践専攻高度教職実践専修修了.教職修士(専門職).
日本学術振興会科学研究費助成事業平成27年度、平成29年度、平成30年度研究代表者.
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- 『学校における養護活動の展開』
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- 『大学1年生のためのレポート・論文作成法 第3版』
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- 『心理学概論 第6版』
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- 『図脳 RAPIDPRO 機械製図』
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