医学・看護介護・福祉
概要
これから社会福祉を学ぶ学生の他、医療、看護、リハビリ、教育、心理など、様々な対人援助分野に携わる人々、そうした仕事を目指す学生を対象とした社会福祉の入門書。
本書の構成は4部からなり、最初の導入編は、事例紹介から始まる。目の前に広がる具体的な生活課題に対し、どのように対応するかは社会福祉の核心である。そしてその事例をどのように理解し、何を目指すのか、社会福祉を支えている人びと、社会福祉専門職にとって必要な要素は何なのかを概括。
続く基礎編では、社会福祉の基本的価値観や考え方について解説し、そのような価値観が育まれてきた社会福祉の歴史と全体像の把握を目指す。
次の各論編では、視点・理念と全体像をそれぞれの分野へ展開し、各分野での状況、理念、法律・施策、現状と課題について解説。
最後の応用編では、前編までの知識を導入編で紹介した事例に適用し、具体的な援助の展開を追体験するとともに、今後の社会福祉の課題を考える。
現在の対人援助は、単独の専門職によって成し遂げられるものではなく、多職種連携のチームによってなされている。そしてそのチームの一翼を担うのが社会福祉の専門職である。本書が、社会福祉の基本的な考え方や活動、広がりを学ぶことの一助になることを願っている。
2012年3月発行の初版、2015年発行の改定版に、その後の制度改定やコミュニティソーシャルワークなど、近年の動向を織り込み、加筆修正した3訂版。
目次
はじめに
Ⅰ.導入編
第1章 事例を支える根本理念
第2章 社会福祉を支える人々
Ⅱ.基礎編
第3章 価値:社会福祉の基本的な考え方
第4章 社会福祉の歴史
第5章 社会福祉の体系
第6章 ソーシャルワークの枠組み
Ⅲ.各論編
第7章 所得保障
第8章 子ども家庭福祉
第9章 障害者福祉
第10章 高齢者福祉
第11章 医療福祉
第12章 教育福祉
第13章 地域福祉
第14章 家族福祉
Ⅳ.応用編
第15章 事例検討
第16章 社会福祉実践の課題
おわりに 市民としての役割
著者略歴
鶴野 隆浩(つるの たかひろ)
1961年 大阪府生まれ
1986年 大阪大学人間科学部(社会学)卒業
2001年 同志社大学大学院文学研究科博士後期過程修了,博士(社会福祉学)
現 在 大阪人間科学大学人間科学部社会福祉学科 教授
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