医学・看護介護・福祉
概要
近年ますます高まる再生医療への期待、開始された新型出生前診断など、生命科学技術の進歩には目を見張るものがある。しかしその一方で、生命への尊厳が失われることを危惧する声があるのも事実である。
本書は、医療系学生を対象とした「生命倫理学」講義用スライドを1冊にまとめた画期的なテキストである。そもそも人間とは何か、人生とは、幸福とは、正義とは何か。死後の世界はあるのか。臓器は物か、死体に所有権はあるのか。臓器移植に臓器売買、脳死、安楽死、生殖医療など、様々な医療倫理問題を網羅。倫理的評価に加え、法的評価についても解説。メモ欄付で講義ノートとしても利用可能。
『生命倫理学講義スライドノート』(初版2013年4月刊行、2016年4月第3版刊行)の改題改訂版。
目次
第1章 人間
第2章 人生
第3章 幸福
第4章 恋愛・友情
第5章 死
第6章 善と悪
第7章 正義
第8章 政治
第9章 生命倫理・医療倫理
第10章 人体・臓器・組織・細胞
第11章 人体資源化・商品化
第12章 患者の自己決定権とインフォームド・コンセント
第13章 移植医療(1)臓器移植
第14章 移植医療(2)臓器売買
第15章 移植医療(3)脳死
第16章 終末期医療-安楽死-
第17章 生殖医療
第18章 優生学
第19章 欲望・テクノロジー・文明
第20章 人間改造論-テクノロジーは人類をどう変えるか-
著者略歴
粟屋 剛(あわや つよし)
1950年生まれ、山口県出身
1973年 九州大学理学部卒業
1978年 九州大学法学部卒業
1983年 西南学院大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学
宇部短期大学助手、徳山大学経済学部教授等を経て
2002年4月 岡山大学大学院医歯(薬)学総合研究科生命倫理学分野教授
2016年3月 岡山大学を定年退職、同大学名誉教授
2016年4月 岡山商科大学法学部教授、放送大学客員教授等(現在に至る)
2017年4月 岡山商科大学法学部長兼大学院法学研究科長(~2019年3月)
2019年4月 北海道釧路市市議会議員当選(現在に至る)
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