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社会科学

新版 看護を学ぶための法と社会保障制度

  • 実践版 看護学生・看護職必携
    新版 看護を学ぶための法と社会保障制度
    -生活者の健康を主体的に支援するために-
  • 前島 良弘 著
発行日2021年03月25日
判型B5判
頁数370
税込価格2,200円
ISBN978-4-86186-808-5
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著者コメント

四半世紀を経た講師歴の集大成として2019年に書いた本書ですが、この度、時代の変化に沿うよう改訂を行いました。
2019年に発生したCOVID19の影響を大きく受けた医療界、とりわけ感染症患者に寄り添う看護師には敬意を超えた畏敬すら感じずにはいられません。奇しくも看護の母であるナイチンゲール女史生誕200年であった2020年、さらなる発展進化を遂げるはずの業界にあって、離職が進むという嘆かわしい現象も散見されます。
2025年を目途に政府が推進している地域包括ケアシステムは、informal serviceを合言葉により多くの負担が国民にのしかかってくるように思います。そして同じく2025年を目途に進んでいるのが看護労働者の確保です。
法や制度を学ぶ意義は、看護の対象となる人たちの権利擁護だけでなく、労働者としての国家資格者:看護師自身の身を守るためでもあります。この新版で、今一度それを実感する時間を共有しましょう。

概要

看護師国家試験を受験する看護学生及び現職の看護職(看護師、助産師、保健師)を主対象に、「座学から現場へ」の橋渡しとなることを目指し作成された「法と社会保障制度」テキスト。
インフォームド・コンセントと自己決定権、脳死と臓器移植、生殖医療など、特に微妙な判断を要する問題についての事例を取り上げるとともに、看護行為の意義、法的性格についても解説。さらには社会保障制度や社会保険、公的扶助、社会福祉制度についても概説し、関連法規、過去問も多数掲載。
また看護倫理と法制度のギャップ、法制度と政治政策との跛行状態にも留意し、政策的提言も行う。
前著(『看護を学ぶための法と社会保障制度』2019年3月発行)に改訂を加えた新版。

目次

第1編 総論
 第1章 学習内容の概要
 第2章 看護の対象および看護者自身の人生と法律
 第3章 国家試験必出項目(重要な法改正)
 第4章 生命の始期・終期を考える(法と倫理の硲)
 第5章 看護行為の法的性格についての考察
 第6章 看護職・看護学生にとっての基本法
第2編 各論Ⅰ 看護に関連する法令の概説
 第7章 現行法規総覧
 第8章 衛生法規一覧
 第9章 保健衛生法規
 第10章 予防衛生法規
 第11章 医事関係法規
 第12章 薬事関係法規
 第13章 環境衛生法規(保健所の業務内容)
 第14章 公害関係法規(環境省の業務内容)
 第15章 労働関係法規
 第16章 学校関係法規
第3編 各論Ⅱ 看護に関連する社会資源の概説
 第17章 社会保障制度の概説
 第18章 社会保険制度の概説
 第19章 公的扶助制度の概説
 第20章 社会福祉制度の概説
第4編 各論Ⅲ 国家試験対策用資料
 第21章 医療関連の手帳・記録
 第22章 医療・福祉に関する施設一覧
 第23章 過年度出題精選問題演習(第107回~第109回)
第5編 附論 看護を取り巻く社会の現況
 第24章 「国民衛生の動向 2020/2021」より抜粋
第6編 附論 看護行為の法社会学的一考察
第7編 資料集

著者略歴

前島 良弘(まえじま よしひろ)
兵庫県宝塚市生まれ
1980年 中央大学法学部法律学科卒業
現在、看護師養成校非常勤講師(担当:関係法規、社会保障制度論)

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