HOME > ふくろう出版の本 > 本データ > 〈子ども〉というコスモロジー

ふくろう出版の本

社会科学

〈子ども〉というコスモロジー

  • 〈子ども〉というコスモロジー
    ポストモダン日本における問題圏
  • 吉田 直哉 著
発行日2023年04月04日
判型A5判
頁数168
税込価格2,420円
ISBN978-4-86186-873-3
購入

概要

〈子ども〉という宇宙=世界。1980年代以降、子ども観と〈宇宙=世界〉観をオーバーラップさせる思想が出現した。
そのムーブメントは、既存の学問諸領域の境界を横断しながら、近代的な価値秩序に揺さぶりをかける。
日本におけるポストモダン思想としての〈子ども〉は、世紀転換期を経た今日の〈大人〉たちに、何を問いかけ続けているのか。
本書では、本田和子、村瀬学、浜田寿美男、津守真、鎌田東二、谷川俊太郎、堀尾輝久、矢野智司という8人の〈子ども〉論を読み解きながら、そこで提示されたコスモロジー的な問題圏の全貌を明らかにする。

目次

序章〈子どものコスモロジー〉という問題圏
第1章〈挑発〉する子ども―本田和子―
第2章〈理解〉する子ども―村瀬 学―
第3章〈関係〉する子ども―浜田寿美男―
第4章〈共生〉する子ども―津守 真―
第5章〈転生〉する子ども―鎌田東二―
第6章〈懐疑〉する子ども―谷川俊太郎―
第7章〈進歩〉する子ども―堀尾輝久―
第8章〈遊離〉する子ども―矢野智司―
〈子ども〉という謎に耐える―あとがきにかえて―

著者略歴

1985年静岡県藤枝市生まれ。2008年東京大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、2022年より大阪公立大学准教授(大学院現代システム科学研究科・現代システム科学域教育福祉学類)。
博士(教育学)。保育士。専攻は教育人間学、保育学。

前の頁に戻る
関連書籍を見る

ページトップへ