社会科学
概要
〈子ども〉という宇宙=世界。1980年代以降、子ども観と〈宇宙=世界〉観をオーバーラップさせる思想が出現した。
そのムーブメントは、既存の学問諸領域の境界を横断しながら、近代的な価値秩序に揺さぶりをかける。
日本におけるポストモダン思想としての〈子ども〉は、世紀転換期を経た今日の〈大人〉たちに、何を問いかけ続けているのか。
本書では、本田和子、村瀬学、浜田寿美男、津守真、鎌田東二、谷川俊太郎、堀尾輝久、矢野智司という8人の〈子ども〉論を読み解きながら、そこで提示されたコスモロジー的な問題圏の全貌を明らかにする。
目次
序章〈子どものコスモロジー〉という問題圏
第1章〈挑発〉する子ども―本田和子―
第2章〈理解〉する子ども―村瀬 学―
第3章〈関係〉する子ども―浜田寿美男―
第4章〈共生〉する子ども―津守 真―
第5章〈転生〉する子ども―鎌田東二―
第6章〈懐疑〉する子ども―谷川俊太郎―
第7章〈進歩〉する子ども―堀尾輝久―
第8章〈遊離〉する子ども―矢野智司―
〈子ども〉という謎に耐える―あとがきにかえて―
著者略歴
1985年静岡県藤枝市生まれ。2008年東京大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、2022年より大阪公立大学准教授(大学院現代システム科学研究科・現代システム科学域教育福祉学類)。
博士(教育学)。保育士。専攻は教育人間学、保育学。
- 2024.07.10
- 『復学支援 どうしていますか?』
- 2024.05.10
- 『現代の看護におけるケアリングとしての技術力』
- 2024.04.28
- 『看護管理者からすべての看護者へ』
- 2024.04.25
- 『最新 学校保健』
- 2024.04.01
- 『学校における養護活動の展開』
- 2024.03.29
- 『事業承継と経営管理』
- 2024.03.25
- 『幼児のうたとあそび』
- 2024.02.25
- 『大学1年生のためのレポート・論文作成法 第3版』
- 2023.3.30
- 『心理学概論 第6版』
- 2023.12.8
- 『「魅力ある算数・数学」と「いじめ・不登校を防ぐやすらぎの環境」』