医学・看護介護・福祉

著者コメント

テーマとした『ワード・イン・マイ・マインド』には「パワーワード」というニュアンスを込めました。それは「相手に訴える言葉」であったり「自分自身を励ます言葉」であったりと人によってさまざまですが、古来「金言・格言・名言」などとして伝えられてきた言葉には見聞きする人の心に深く刻まれ、人生に影響を与えるものが少なくありません。
人は時として、心打ちのめされ、バランスを崩し、気持ちの整理ができなくなることがあります。そんな時、
「あの言葉で、勇気づけられ、支えられ、自分の人生の方向が変わった」
「あの言葉（名言）で、自分の心のバランスを保ち、落ち込んで弱くなった自分を乗り越え、事を成し遂げることが出来た」
など、勇気づけられ、心落ち着かせてくれる「パワーワード」に助けられた経験を持つ人がたくさんいるはずです。
『ワード・イン・マイ・マインド』は看護に向き合う人たちが投稿に込めた「パワーワード」を同じ道を志し、二十一世紀の看護に信念を持って携わり、生きる同僚へのメッセージとなることを願い上梓したものです。

概要

「看護者に期待されるものシリーズ」は、福山平成大学名誉教授・初代看護学部長であった橋本和子先生により2019年のシリーズ第1作『言葉の持つ力』でスタートした。2023年度、初の試みとして特別編『ワード・イン・マイ・マインド－看護に向き合う私の金言・格言・名言』を第5作『みる力』との2作同時刊行の形で刊行し、これまで以上に多くの投稿者が「看護」という生涯向き合っていくテーマに寄せる信条や思いを公表する場となった。
特別編『ワード・イン・マイ・マインド－看護に向き合う私の金言・格言・名言』へは研究と臨床双方の幅広い年代層の投稿者から寄せられた33編を収録している。

著者略歴

橋本 和子：福山平成大学名誉教授・初代看護学部長、初代大学院看護看護学研究科長
山下 文子：特定医療法人社団 宏仁会 寺岡整形外科病院看護部長
田村 美子：福山平成大学看護学部看護学科
久木原 博子：福岡大学医学部看護学科
実藤 基子：園田学園女子大学人間看護学部人間看護学科

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