医学・看護介護・福祉

概要

ケアリング、つまり相手を気遣うことや優しさを、理論としてわかりやすく説明し、臨床現場での用い方、実践、看護管理・看護教育への応用、さらには理論開発と研究にまで言及。
原著者であるAnne Boykin博士のもとには、看護実践の発展と看護理論の関連付けをするよう、学術仲間や学生から多数の要望が寄せられたという。本書はその要望に応えるものであり、本文中に示されたケアリングの実践例は、文化の違いを超えて理解できる。
対人援助サービスの質向上が求められる今、看護職のみならず、医学、社会福祉、心理学、教育学など関連領域の方々にも、ケアを向上させるためのガイドとして活用していただけるであろう。また職業としてだけでなく、日常生活において、豊かで穏やかな人間関係の中で自分自身を成長させたいと願う人々にも利用していただければ幸いである。

※第３刷（2015年3月25日発行）にて、訳文の全面的な見直しを行い、大幅な翻訳改訂を行っております。

目次

About the Authors 著者紹介
日本語版の出版に寄せて
推薦文
Foreword はしがき
Preface 諸言
Introduction はじめに
Acknowledgements 謝辞
第１章　Foundation of Nursing as Caring ケアリングとしての看護の基礎
第２章　Nursing as Caring ケアリングとしての看護
第３章　Nursing Situation as the Locus of Nursing 看護の中心である看護場面
第４章　Implications for Practice and Nursing Service Administration ケアリング理論が実践と看護管理に与える意味
第５章　Implications for Nursing Education ケアリング理論が看護教育に与える意味
第６章　Theory Development and Research 理論展開と研究
終章　　Epilogue エピローグ（結び）
訳者注
読者の皆様に（監訳者　多田敏子）
第３刷発行にあたって
索引

著者略歴

多田 敏子：徳島大学大学院医歯薬学研究部看護学系 名誉教授
谷岡 哲也：徳島大学大学院医歯薬学研究部看護学系 教授
安原 由子：徳島大学大学院医歯薬学研究部看護学系 准教授
大坂 京子：徳島大学大学院医歯薬学研究部看護学系 講師
ロクシン・ロザーノ：徳島大学大学院医歯薬学研究部看護学系 教授

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