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医学・看護介護・福祉

PSYCHOMS®

  • PSYCHOMS®
    精神科電子アウトカム管理システムの開発
  • 谷岡 哲也・大坂 京子・安原 由子・川村 亜以 編著
発行日2012年10月01日
判型A5判
頁数186
税込価格2,619円
ISBN978-4-86186-519-0
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著者コメント

本書は、長期入院患者の円滑な退院促進と地域生活支援のための方法とはどのようなものかを検討したものです。
現在は、Information and Communication Technology(ICT)を活用した医療情報システムが主流ですが、多くの精神科病院では、まだまだ電子化できていない現状があります 。現場の看護スタッフや管理者が書類作成に多くの時間を費やしているという状況では、一口に電子化といっても、何から手をつけてよいかもわからないのではないでしょうか。そこで、電子管理システムや電子カルテを使用するための病院情報管理委員会の作り方、クリニカルパスの使い方、看護計画システムの構成の仕方など、実例に基づき、できる限り詳細に記載しました。
限られた人数で最大限の成果(最適なケアサービスの質)を出したい病院にとって有益なアウトカム管理の手引書となれば幸いです。

概要

長期入院患者の円滑な退院促進と地域生活誘導のための方法論とは何か。本書は精神科医療の臨床と研究に20年以上携わってきた著者らが開発した、クリニカルパスシステムを使用したアウトカム管理システムの手引書である。入院患者の処遇を管理するためでなく、急性期、回復期、慢性期など患者の状態に適したチームケアサービスの目標を設定し、医療・保健・福祉の多職種連携で提供する最適なケアサービスの質を管理することを目指した。

目次

はじめに
第1章 精神科のアウトカム管理とPSYCHOMS
第2章 精神科看護管理に必要な仕組み
第3章 精神科医療とチーム医療体制
第4章 PSYCHOMSの開発過程
第5章 PSYCHOMSの使用方法
第6章 PSYCHOMSを使うためのハードウェアの整備
第7章 電子看護管理システムの必要性:実態調査から
第8章 PSYCHOMSの一般化に向けて
第9章 PSYCHOMSの今後の課題に向けた批判的検証
第10章 電子看護管理システムの今後の課題と看護への影響
第11章 PSYCHOMSの可能性
おわりに
略語一覧
索引
執筆者一覧

著者略歴

谷岡 哲也(たにおか てつや)
徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部看護学講座 教授
大坂 京子(おおさか きょうこ)
高知県立大学看護学部 助教
安原 由子(やすはら ゆうこ)
徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部看護学講座 助教
川村 亜以(かわむら あい)
細木ユニティ病院 看護師

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