人文科学
概要
あらゆる事象や問題に根本的原理を見出そうとする生来の傾向を有し、文学批評でも哲学研究でも宗教的考察においても、常に不変の精神を把握して絶対的論理を樹立し、社会全般に有効な思想として発表することに生涯精魂を傾けたコールリッジ。
本書の目的は、コールリッジの人と作品を通して、ロマン主義文学の詩と詩論を考察するだけでなく、文学、哲学、宗教に関して学際的に幅広く論陣を張った彼の思想の全体像を鳥瞰し、経験論から先験的観念論に至る変え独自の遍歴の今日的価値を再評価することである。
混迷する現代社会に対して、コールリッジの思想はどのような予言的メッセージを残していたのだろうか。
目次
はしがき
序 論 聖書とコールリッジ
第一章 コールリッジの超自然世界
第二章 コールリッジ的闇の実相
第三章 コールリッジの諸相
第四章 宗教的思想家としてのコールリッジ
第五章 コールリッジのロマン主義思想
第六章 コールリッジのロマン主義運動
第七章 コールリッジの有機的統合-理性と悟性-
第八章 社会の批評家:コールリッジ
結 論 コールリッジの世界
コールリッジの詩と散文(抄出)
This Lime-Tree Bower my Prison
Frost at Midnight
Dejection:An Ode
The Pains of Sleep
Kubla Khan
The Rime of the Ancient Mariner
Christabel
Biographia Literaria(Excerpt)
著者略歴
学歴:東洋大学、甲南大学大学院
職歴:日通商事、熊本商科大学教授、京都外国語大学教授、富山大学教授、島根大学教授
- 2025.1.1
- 『おかやましみんのどうわ2025』
- 2025.04.8
- 『英語通訳ガイドの基礎知識』
- 2025.04.25
- 『第5版 小学校音楽科教育法』
- 2025.04.15
- 『間違った英語学習を見直そう!!』
- 2025.04.11
- 『英語学の基礎知識』
- 2025.04.10
- 『未来につながるボランティア』
- 2025.04.01
- 『学校における養護活動の展開 改訂12版』
- 2025.02.28
- 『新版 生徒指導・進路指導論』
- 2025.02.25
- 『看護を学ぶための法と社会保障制度』
- 2025.02.25
- 『黎明期の京都国際観光論』