社会科学

概要

本書は、県立広島大学大学院経営管理研究科（ビジネススクール）教授の編著者と同大学院で〔いわゆる〕MBA学位取得等を目指して努力する社会学生が著した書である。マネジメントやガバナンスに関する知識及びスキルに加え、「まっすぐに生きる」人間（ひと）達が構成する組織の強さ等も講義で伝えている編著者は、本書「まえがき」で次のように記す。
「成功や幸せへの道は険しいかもしれません。
ですが、自己を否定せずに肯定し、日々努力（自己研鑽）を重ねてまっすぐに生きていれば、輝かしい未来が待ち構えているに違いありません。
読者の皆様が自己研鑽のために行動を起こす、あるいは、心を燃やし、歯を食いしばって前を向く契機に本書が役立ちましたなら、著者の１人としてこれに勝る喜びはありません。
やるべきことをやり、果たすべきことを全うする皆様を、私は信じています！」

目次

まえがき
第１部　中堅ビジネスパーソンの備忘録
Ⅰ　はじめに
Ⅱ　経営専門職大学院の講義を通じた学び
Ⅲ　結び
<資料>NHK職員によるインサイダー事件
第２部　対話で学ぶ ガバナンス・コンプライアンスの実践　
Ⅰ　プロローグ
Ⅱ　基本的な概念について
Ⅲ　ガバナンスについての事例研究
Ⅳ　コンプライアンスについての事例研究
Ⅴ　エピローグ　不祥事の再発防止活動の実践
第３部　中国電力島根原子力発電所の点検時期超過事件　
Ⅰ　はじめに
Ⅱ　事件の概要
Ⅲ　本件の背景及びトリガー５項目
Ⅳ　興味深い事実
Ⅴ　気づき
<資料>中国電力島根原子力発電所の点検時期超過事件
第４部　サプライチェーンマネジメントと人的資源管理について　
Ⅰ　はじめに
Ⅱ　物流を制する者が企業競争を制する
Ⅲ　サプライチェーンのグローバル化とコロナ禍時代
Ⅳ　食品産業におけるサプライチェーンマネジメント
Ⅴ　人的資源管理
Ⅵ　結論
第５部　パワハラ防止について
[別資料]
あとがきに代えて－病院管理栄養士がMBAを取得しようと思った理由－

著者略歴

安達 巧（アダチ タクミ）
1966年生まれ。早稲田大学商学部卒業。東北大学大学院法学研究科私法学専攻博士前期課程修了（修士（法学）学位取得）後、東北大学大学院経済学研究科経営学専攻博士後期課程に進学し、標準在学期間３年より短い２年間の在籍で同博士後期課程を修了して博士（経済学）学位を取得。神戸大学大学院法学研究科法政策専攻博士後期課程単位取得退学。自ら起業しての会社経営及び税理士資格も活かした経営コンサルティングやアントレプレナー育成を経て、現在は県立広島大学ビジネススクール（経営専門職大学院）教授。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートや一般旅行業務取扱主任者（現在は「総合旅行業務取扱管理者」へと名称変更）の資格も有する剣道２段（全国大会優勝経験あり）。

東内 信樹（ヒガシウチ ノブキ）
1987年広島県生まれ。同志社大学経済学部経済学科卒業。2010年金融機関入社。2013年会計事務所入社。2015年コンサルティング会社入社。経理職としてIPO経験。2018年現在の所属組織入社。2021年県立広島大学大学院経営管理研究科（経営専門職大学院）入学。2021年現在、経理職と新規事業開発の二足の草鞋を履いて活動中。

浅野 郷志（アサノ サトシ）
1978年生まれ。中央大学法学部国際企業関係法学科卒業。行政書士試験合格後、株式会社ベルシステム２４（コールセンター業）の情報セキュリティ管理部門と法務部門を経て、東洋鋼鈑株式会社（鉄鋼業）の法務グループ（グループリーダー）にて、契約書審査から新規事業開発やＭ＆Ａの支援まで幅広く法務業務を経験。現在、マツダロジスティクス株式会社（物流業）の法務グループ（マネージャー）にて、コンプライアンス推進等の法務業務のマネジメントを担当。2021年９月から11月まで県立広島大学大学院経営管理研究科の科目等履修生として安達巧教授担当の「組織のガバナンス」を受講。

藤末 匠吾（フジスエ ショウゴ）
1987年香港生まれ。帰国後は、数回の転居により様々な地方での生活を経験する。2007年東証一部上場企業に入社。2021年県立広島大学大学院経営管理研究科（ビジネススクール）ビジネスリーダーシップ専攻入学。文部科学省令和３年度産学官連携支援事業委託事業「全国アントレプレナーシップ人材育成プログラム」受講。国内旅行業務取扱管理者や総合旅行業務取扱管理者などの多数の資格を有する。

大崎 久美（オオサキ クミ）
1980年広島県生まれ。2007年管理栄養士として働き始める。2016年ＮＳＴ専門療法士取得。2021年県立広島大学大学院経営管理研究科（経営専門職大学院）入学。

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