医学・看護介護・福祉
- 薬剤師が実践する
フィジカル・アセスメント 改訂版
~健康サポートに必要な知識と技能~ - 数野 博 監,西尾 廣昭・杉原 成美・小嶋 英二郎・横田 いつ子・徳毛 孝至 編著
発行日 | 2018年03月20日 |
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判型 | B5判 |
頁数 | 128 |
税込価格 | 2,750円 |
ISBN | 978-4-86186-711-8 |
著者コメント
急速に進む少子高齢化に伴い、わが国では積極的な健康づくりを通じて「健康寿命」を延ばすための様々な施策が展開されている。
多職種連携による“地域包括ケアシステム”の実現やセルフメディケーションの普及、健康増進の推進などがはかられ、中でも地域薬局は、在宅医療を支える機関の一つとして機能することが期待されている。
薬剤による治療効果の把握や副作用発現の有無など、患者のフィジカルアセスメントは病院、薬局あるいは在宅医療現場において薬物療法に欠かせない情報源の一つであり、新たに起きた変化を早期に把握するためにも重要であるといえる。そしてそれを、他職種に委ねるのではなく、薬剤師自身が行うことに大きな意義があるのである。
2015(平成27)年度から開始された「新薬学教育モデル・コアカリキュラム」でも、フィジカルアセスメントが新たに取り入れられた。本書が、薬学生はもとより、すでに医療現場で活躍している薬剤師にとっても、フィジカルアセスメントの意義と技能を修得する際の参考書となることを願っている。
概要
チーム医療、地域包括ケアを目指すにあたり、医療従事者の「共通言語」であるバイタルサインを薬剤師が把握することは、とても重要である。
現在、簡易な測定機器や検査薬の登場により、多様なアセスメント情報の収集が可能となり、フィジカルアセスメントを積極的に取り入れた薬剤師によるヘルスアセスメントは、患者のQOL保持や改善の上からも大きな意義があるといえよう。
本書では、バイタルサインや身体診察、簡易検査などフィジカルアセスメントの基本に始まり、高血圧、糖尿病などの病態に対し、症例をもとに、薬剤師業務への具体的な活用方法について解説。
薬学を学ぶ学生の他、現役薬剤師の方にも参考にしていただけるであろう一冊。
目次
第1章 ヘルスアセスメント
1.薬剤師によるフィジカルアセスメントの意義
2.薬剤師によるヘルスアセスメント
3.アセスメントと倫理的配慮
4.インタビューによる患者情報の把握
5.アセスメントプロセス
第2章 フィジカルアセスメントの基本
1.バイタルサイン
2.身体診察
3.簡易検査・測定機器
第3章 薬剤師業務へのフィジカルアセスメントの活用
1.高血圧
2.糖尿病
3.慢性閉塞性肺疾患
4.認知症
5.がん疼痛緩和
6.ハイリスク薬
著者略歴
数野 博
ちょう外科医院 院長
福山大学薬学部 非常勤講師
西尾 廣昭
福山大学薬学部 教授
杉原 成美
福山大学薬学部 教授
小嶋 英二郎
福山大学薬学部 教授
横田 いつ子
兼吉調剤薬局 管理薬剤師
尾道薬剤師会 理事
徳毛 孝至
公立学校共済組合 中国中央病院 薬剤部
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